毎年、ダボス会議とかいう
得体のしれない、つかみどころのない変な国際会議が開かれている。

その会議で、女性の社会的地位についての国際比較が発表される。
日本は毎年、70何位とか、100何位とかいう、さんざんな評価を受けてしまう。

ところで、70何位ということは、日本の上に70ヶ国あるということになるのであるが、
そのなかには、女性の権利どころか一般的な人権さえも存在しない
選挙が一度も行われたことがない凶悪な独裁国家や、
嫁をもらうときに、家畜や金と交換するような男尊女卑の国が
いくつも登場するので、びっくり仰天、大笑いなのである。

選挙権という民主的な基本的人権もないような国で
女性の権利が守られるとは到底信じられないのだが…。
どういう基準で、この順位が決められているのか、さっぱり判らない。
その国の国内における男性と女性の相対比較なのだろうか?
それならそれで明記して、最初に断っておかなければならない。
しかし、そんな断りはどこにもない。

「女性の社会的地位は70何位」という言い方には
日本の女性の幸福度が絶対的な尺度による国際比較で
70番目以下であるかのような錯覚を引き起こすように狙った政治的謀略がある。
人口減少問題でフェミニズムに対する批判をかわすために
左翼マスコミは過去半世紀にわたり、「日本の女性は世界一差別されている」と、
嘘八百のデタラメを国の内外に垂れ流し、洗脳とマインドコントロールを続けてきた。
実際、この数字をとりあげて、日本の女性が世界で最も不幸な女性であるかのように騒ぎたてるフェミニズムの活動家や
左翼文化人がマスコミに登場してくるから困ったことである。