今年に入って春は大阪杯での一戦のみ。
3着に敗れた後に放牧へと出されると、体調が整わず宝塚記念への出走を見合わせた。
春当時の状態について金羅助手は「ジャパンC後にしっか りと休養を取ったことで、大きく体重を増やしての帰厩となり ました。見た目にも体を良く見 せるようになって古馬らしく成 長したというか、当時はそれを いいことだと思っていたんです けどね。
でもレースの結果やその後の疲れの残り方などを見ると、走り切るには余裕のある体 だったのかもしれません。せっかく成長した体をできるだけ減らさないようにと考えると無理 に時計を出しにいくこともできず、今思えば攻めた調整ができ ていなかったところもあったか と思うんです」と結果の残せなかった春シーズンに悔いを残したことを告げる。

しかし、秋に帰厩してから の仕上がり状態に話が及ぶと「いつも牧場でもしっかり と調整してもらっているんですが、今回は比較的早めにトレセ コンへと帰厩させてもらって、じっくりと体調を見ながら調整できる時間がありました。
1週前の計量で470`台ですが、太めという感じはなく、この体なら動かしやすいという感覚。
元気がいいのと調教ですごい時計が出るのはいつも通りですから、レースにいってもいつも通りに走れる状態にあるとみています」と明るい表情で言葉を続けた。