【東西現場記者走る】レッツゴードンキ、自信の参戦
2/16(金) 8:01配信 サンケイスポーツ

 東西サンスポの精鋭記者が、1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探し出す『東西現場記者走る』。フェブラリーSは
大阪サンスポの山口大輝記者(26)が担当する。連載3日目は、この日の追い切り後に参戦が決まったレッツゴー
ドンキに注目。この舞台で変わり身が期待できそうだ。

 取材開始以来、気をもんでいたのが、来週の阪急杯との両にらみで調整していたレッツゴードンキだ。2015年の
桜花賞馬で、昨年の高松宮記念、スプリンターズSでともに2着。ダートは1戦しかしていないが、一昨年のJBCレ
ディスクラシック(交流GI・川崎、1600メートル)で2着の実績がある。

 能力は間違いなく上位で、ダート適性もある。出走すれば怖い存在になるが、梅田調教師を直撃すると、「出走するよ。
幸騎手で」と出走へGOサインが出た。

 この日は、坂路で単走追い。スピード感あふれる走りで、力強く傾斜を駆け上がっていく。走る気満々で、4ハロン50
秒9−12秒4でフィニッシュ。8日にも4ハロン49秒7−12秒0の猛時計をマークしており、昨年12月の香港ス
プリント6着以来になるが、仕上がりはよさそうだ。陣営が両にらみからGIに舵を切ったのもわかる気がする。

 厩舎に突撃して気になる距離について聞いてみた。昨年のヴィクトリアマイルは、掛かり気味に先行して11着と惨敗。
担当の寺田助手は「(脚元を気にする分)ダートの方が折り合いはつきやすいと思います。(東京コースも)合いそうで
すね」と不安はなさそうだ。

 馬房のドンキをのぞくと、カイバをもりもり食べ、元気いっぱい。本命候補に急浮上だ。