弐確党 46歳 冬

パチスロの規制と己の動画のつまらなさに限界を感じ
悩みに悩み抜いた結果
彼がたどり着いた結果は

サクラであった

自分自身を育ててくれた火野丸への限りなく大きな恩
自分なりに少しでも返そうと思い立ったのが

一日一万G 感謝の打ち子!!

店長 拝み 祈り 断られれば 脅す
一連の収録を一回こなすのに当初は5〜6回
一万Gを打ち終えるまでに 初日は18人以上にクレームを受けた

打ち終えれば倒れるように寝る 起きてはまた脅しを繰り返す日々
2年が過ぎた頃 異変に気付く 一万G打ち終えてもまだ誰も周りに居ない
齢50を超えて完全に羽化する
感謝のサクラ打ち一万G 

来客数10人を切る

代わりに火野丸系列が倒産した

店が開店した時 弐確党の動きは

音を置き去りにした

ガシャ!

抽選一番「えっ?!今店が開いて!?」
抽選二番「もう打ってる?!!」



私服警官「あの〜6打ちたいんすけど、オススメの台番知ってま?」

弐確党「いいよ!動画見てくれたらな♪」


連行された