KC「こうじー、おらんのかー?」ススッ-

KC「浩二…!」ブラ-ンブラ-ン



くそひろ「まさかあいつが自殺しよるとはのぅ…あいつはあいつなりに悩んでたっちゅうことなんか。」

くそひろ「葬式の日程とかどうするん?一応リスナーにも知らせないかんけん。」

くそひろ「… なんぞお前らさっきから!なんで何も言わんねん!あいつが死んだっちゅーんに悲しくないんか!?家族が死んだら涙の1つぐらい流さんかい!」

YC「悲しんどるよ。浩二が死んだのにも関わらずどこか安心している自分にな。」

くそひろ「は?何ゆーとんの親父!?」

YC「しゃーないやろ。もうすぐ40にもなる男が働きもせんと、ずっーと家におるんやから。アルバイトもせん、家の手伝いもせん、終いにゃマサの散歩もろくにできん。浩二のことでこっちは頭一杯だったんよ。」

くそひろ「…」

YC「今はネットで配信して金もらっとるからなんとかなっちょる。でもそんなんがいつまでも続くわけなかろーに。ほんで老い先短い俺らを頼られちゃたまらんわ。きっとお前やタツんとこも行くど。ええーんかそれで?」

くそひろ「確かにそーやけど…でもな、こんなんこらえんどマジで!!浩二が死んどんやぞ!!こんなん、むごすぎますやん…」

タツ「ひろゆき。お前も悲しいと思いつつも心のどっかで安心しとるんやろ?」

くそひろ「なんどそんなこと言いよるんタツ!?」

タツ「泣いとらんもん。」

くそひろ「… は?」

タツ「お前も泣いとらんもん。」


永井浩二 享年39