スタークルーザーもハードドライビンもバーチャレーシングも基本的には
ポリゴン描写範囲内を全て違うBGチップで埋め尽くして、
そのキャラパターンを書き換える事で疑似的なフルグラフィックを作り出してる。

バーチャレーシングのチップはポリゴン演算をしてそのデータをBGキャラクタとして扱えるように変換してる。
それをカートリッジ内のRAMに保存。256x224の1画面全てを書き換えるには28KBのデータが必要。
MDのDMAは1/60秒で7KB強の転送の能力だからMD側はV_INT割り込み4回分の時間を使ってVRAMに転送してる。
だから15fps。

このまま1/60秒毎に画面を表示していると4回分の書き換えが見えてしまうので、
表示画面の他に仮想画面を1枚用意して、4/60秒間に仮想画面を組み立てて、こちらのデータ転送が完了したら
仮想画面を表示画面を入れ替えて表示し、今まで表示していた方を仮想画面して、これを延々と繰り返してる。

やっぱり力技。