ブギス族は「海の民」。
木をくり抜いて「レパレパ」というカヌーを作って使っている。舟の壁画も多い。
太古の人類も島伝いにオーストラリアまで行き、100kmの航海を小さなカヌーで何度も往復していた。
そこで役立ったのが「星」なんだそうだ。
オーストラリアのアーネムランドにも手形壁画が多数あり、同じ頃のものと考えられている。
ブギス族は遠くへ漁に行く時は「鎌の星座(オリオン座)」を見る。オリオンは必ず東から西へと移るから。
日の出の位置も利用した。乾季は東より少し北側から、雨季は南側から其々出る。それで季節毎に調節する。
太古の人類は、高い山から見た目標の島の上にあった星を目印にして航海していたとも考えられている。
因みにオーストラリアのアーネムランドの先住民アボリジニは「オリオン座の三ツ星」を「3人乗りのカヌー」とする神話も残している。
アボリジニは86年には昴(プレアデス星団)やベテルギウス、天の川やハレー彗星を描いた点描画も作った。
86年はハレー彗星が南半球に最も近付いた年である。
因みに日本の「三種の神器」は「オリオン座の三ツ星」を表わしている。
北斗の「三斗(北斗・南斗・元斗)」もここから来ているんだろう。
●パーム油(ヤシの実の油)はインドネシア(54%)とマレーシア(29%)の2か国で世界の8割以上を生産しているらしい。
しかし最近は森林破壊が酷く、更にパーム油は健康に良くないというんで使用を禁止する動きが出て来てるんだそうだ。
パーム油は融点が高いので、マーガリンがしっとりし、揚げ物もサクッとし、アイスも溶けず、
トランス脂肪酸も少ない「唯一の油」で、世界で最も使用される植物油なんだ。
値段が安い上に食用油として凄く汎用性が高い。またフランスではバイオ燃料としても利用されている。
何とか問題解決して欲しいな。
●イスラム教徒が一番多い国はインドネシアで、全人口の実に87%。