>具足(ぐそく)とは、
日本の甲冑や鎧・兜の別称。頭胴手足各部を守る装備が「具足(十分に備わっている)」との言葉から。
鎌倉時代以降から甲冑を具足と呼ぶ資料が見られるが、一般的には当世具足を指す場合が多い。
また鎧兜に対して、籠手などの副次的な防具は小具足とも呼ばれた。
転じて、エビやカニを殻付きのまま煮た料理を、殻を鎧に見立てて「具足煮」と呼ぶ。
甲殻類の中には、ダイオウグソクムシやオオグソクムシなど「具足虫」という名を付けられているものもいる。