授業用タブレット不具合 文科省が実態調査へ

 佐賀県の県立高校が新入生用に導入した授業用のタブレット型端末で、電子教材をダウンロードできないトラブルが、全36校中34校で起きていることがわかった。
端末を使った授業の開始は当初予定より1か月ほど遅れ、5月中旬頃になる見通し。端末の利用促進を目標に掲げる文部科学省は2日、実態調査に乗り出す方針を明らかにした。

 県教委によると、教科書会社が作った参考書や問題集などの電子教材を端末にダウンロードしようとしても、50分間の授業時間内に終わらないケースが続いている。
佐賀県神埼(かんざき)市の女子生徒の母親は「しっかりとテストをしてから導入してもよかったのではないか」と指摘。生徒や保護者の不満が高まっていることについて、県教委は「大変申し訳ない」と陳謝している。

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