http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20121030_569467.html

 Windows 8が発売になった10月26日〜28日までの3日間のWindows 8搭載PCの販売台数が、Windows 7が発売時の3日間に比べて、
わずか3分の1に留まっていることがBCNの調べで分かった。

 量販店店頭のWindows 8搭載PCの展示コーナーは、終日、賑わいをみせていたものの、実売にはつながっていないことを浮き彫りに
したといえる。大手量販店やPC専門店では、出足の低迷を懸念する声がある一方、中期的な成長に期待を寄せる声もある。

 Windows 8搭載PCのメーカー別シェアでは、NECが34.2%と好調な出足をみせ、2位以下を大きく引き離した。

 BCNが、全国22社の家電量販店のPOSデータを集計したところによると、Windows 7が発売された2009年10月22日〜24日までの3日間
におけるWindows 7搭載PCの販売台数を100とした場合、Windows 8の発売3日間の搭載PCの販売台数は、34.6と約3分の1に留まった。
ノートPCでは40.7、デスクトップが17.4と、いずれもWindows 7発売時を大きく下回っている。

 大手量販店においては、Windows 8が発売となった10月26日夕方から、会社帰りのビジネスマンなど多くの来店客がWindows PC売り場
に詰めかけ、土日にも大きな賑わいをみせていたが、結果としてWindows 8搭載PCの販売には、直結しなかったようだ。

 この背景には、この3日間の需要の中心が、依然としてWindows 7搭載PCの販売であったことが挙げられる。

 10月26日からの3日間の販売台数をOS別にみると、Windows 8搭載PCの販売構成比は5.8%。これに対して、Windows 7は66.0%を占めて
いる。2009年10月のWindows 7の際には、既存OSのWindows Vistaが41.0%を占めていたが、新OSとなるWindows 7搭載PCも33.2%に上って
おり、新OS搭載PCへの移行が、今回よりも進んでいた。

 Windows 8が発売されたにも関わらず、Windows 7搭載PCの販売が好調である背景には、現時点でも比較的在庫が豊富なWindows 7搭
載PCが、値下がり傾向にあることが大きい。

 この3日間のWindows 7搭載PCの平均単価は65,800円となっており、Macの100,500円、Windows 8搭載PCの119,400円と比べても極端に
安いことがわかる。

 さらに、