兵庫県淡路市釜口で放置状態となっている高さ約100メートル(台座を含む)のコンクリート製「世界平和大観音像」と周辺の建物について、財務省近畿財務局は1日、2022年度までに解体撤去すると発表した。

 観音像は1983年に完成。88年に所有する同市出身の男性が亡くなり、相続した家族も死亡したため、06年から所有者不在となった。荒廃が進み、14、18年に像の外壁の一部が落下。今年2月には内部に侵入した男性が像の展望台に上り、飛び降り自殺した。