平成30年9月13日、14日の2日間にわたり、法テラス本部において、パーソナリティ障害対応研修を実施いたしました!研修の対象者は、主に赴任1年目のスタッフ弁護士でした。

 スタッフ弁護士に限らず、弁護士は、法律相談や事件処理を行う中で、様々なパーソナリティ(性格)の方々と接する機会があり、どのようにコミュニケーションをとってよいか悩む場面があります。
この研修は、スタッフ弁護士が、独特のパーソナリティを持つ方々とのコミュニケーション方法を学び、専門家として適切な助言をするスキルを磨くため、毎年1回実施しています。

 

 この研修では、例年、臨床心理士・元弁護士の岡田裕子先生のコーディネートのもと、臨床心理士5名、弁護士5名を講師にお招きし、2日間にわたり座学と模擬演習とを行います。

 この研修の目玉である、模擬法律相談では、第一線で活躍されている臨床心理士5名に、様々なパーソナリティの相談者を演じていただきます。
スタッフ弁護士は、どのようなパーソナリティの相談者が、どのような相談を持ち掛けてくるのか知らされず、実際の法律相談と同様に対応します。
そして、講師の弁護士だけでなく、相談者を演じた臨床心理士からも講評をいただきます。
また、別のスタッフ弁護士が行う模擬法律相談の様子を傍聴できるので、普段は見ることができない他の弁護士の相談方法を見て学ぶこともできます。