まぬ「貝→物欲。貝さえあれば、何とか挽回できるかもしれない。追い詰められた挙句、頭の中が燐享作用を混ぜて貝を出すことで一発逆転を図ることばかりの女は、すぐに観衆から舌を取られて賄賂の誘導をされるか、はたまた、涙を最後の武器に懺悔と哀願をしながら募金活動を始めてしまう。」

追い詰められた逆向の犯罪者の女が、「俺は別に男と性行為などしていない。広義の姦淫は、狭義の男と女のいろごととは区別された現象だからだ。天の律法においては、我らは肉体接触を有した淫らな罪びとではないという事実を確かめてみるがいい」とやり出すと、賢者の国においては立派に姦淫のうちにカウントされる行為(イルマイナス現象)である、通称「お友達呼ぶぞっ!!!!」世界内にゲートが出現し、異世界出身の珍獣たちがゾーロゾロ。

代理人「(女の美貌って、究極の反則技に近いよな・・・・。敗者であるにも関わらず、涙だけで集金が出来る。)」

みむ「既に社会の主流派の検証によって否定されている、苦し紛れに際しての俺流の自信満々な脳内全開のバカマヌケな持論の披露→燐享作用。女の役目は無駄の生産ではなく、大量に原料を取り込むことによる余分の除去、要点・エッセンスの洗練であり、自身の体に所持しているカードの総量は多い方ではない。それゆえ、女は平素他者に燐享を供することについては非常に守銭奴であり、貢献度が低い。しかしながらその一方で、致命的な行き詰まりを露呈して自身が根元から折られる燐享に際しては、溜め込んだエッセンスの粋を一気にまとめて放出するので、女の涙のシーンというのは、美貌というイカサマに魅せられる麻酔の働きの他にも、取り巻きや社会から重用され易い。女の涙は交易にも利用できる商品であるということを頭の片隅に入れろ。涙→注目が集まり、すぐに貝が出る。」

代理人の心の中「(最近のミムはすっかり・・・みむ「逆向では親はみんなこうなんだよ。用件が伝わり易くていいだろ。多少乱暴な方が、声が良く通る。家の外に向けては、同じ喋り方をすると私のキャラが壊れるので、自分の益を優先して、声の通りの良さのためにはそんなことはやらん。ウマそうな胎児。」」

みむ「涙は、頻繁に嘘を付いて姫のような特別扱いを欲しがる順向の女ばかりでなく、悪事に際しても正直さを重んじる逆向の女にとっても共通の切り札であるが、順向の女ほど逆向の女は泣かない。すぐに泣く涙の頻度でいうと、順向女>>逆向女≧逆向男>順向男。

アズマイル、気を付けろ。お前は普段は全然涙を流さない方だが、名前も顔も把握していない親族の告別式で当人の死に顔を見るだけで泣き出してしまう性格であることは、既に敵に把握されてデータベースに記載されているんだ。弱点としてはかなり深刻な部類。現場に居合わせると涙で目が曇って(中略)タイプなので、ニュースサイトを見ながら画面越しに軽薄な気持ちで(中略)

お前は悪意をもって蜘蛛一匹カマキリに捕食させるだけで、その死に様に動揺を始める性格だろ。お前は黒だと確定している暴力の権化相手には、周囲がその非情さに驚く程、容赦なくやれる。しかし、最後の最後で死を悟った者の、心からのごめんなさいの後悔の涙を流す歳欠局には、たぶん止めが刺せない。お前ばかりでなくメイレネージェにも共通の弱点だ。メイレネージェはお前と異なり、生きている者に対してはけんもほろろにいっぺん死んで来いが出来るが、弱きたるの散る光景に弱い。メイレネージェの最強の武器は、その正体が暴力現象を比類なき正確さで嗅ぎ分けて狙い撃ちにする嗅覚にある。」