代理人「不渡りを出した相手から剥ぎ取った富の材料は、強欲の所在を示す貝なので、王国が滅亡して記憶から抹消されようが、物語消滅後も消えずに存続する、帰還後の種族の生活圏に隠した金庫の保管対象か、か。なるほどね。貝が存続すれば、この材料を供した存在者の良心も潰えることなくどこかにまだ存在している証拠。だから、深部殺人現象化は無い。」

話(苦し紛れのキノコのこと)があったから応じただけで、暴力の象徴ともいうべき債権者の所作である、一切の強硬手段はおろか請求の小言にさえも出た覚えなんて全くないよとアズマイルに猛烈抗議。相棒と共に裁断の箱を識別する見識は誰よりも強い。

「向こうから率先して持ち掛けられなければ、こちらからは決して話題に上げることさえもしなかった」という主張である。

「本気で愛しているのならばその富全部貢いで所有権を移し、隠し事が無いことを証明したら許すとアズマイルが言えば、アズマイルは丸め込もうとするその女に絶対に騙される。怒れるアズマイルの一方で、メイレネージェはどちらかというと強欲肯定派。

(癩滅現象というのは、個の法律の範疇にとどまる集合論みたいなものである。臆面のひとつも感じているのであれば、お前のことを捨象したら大惨事になることくらいは真っ先に念頭に置くに決まっているだろ。)」


顔面がジャガイモみたいに腫れ上がっているESの悪意あるイラストがいつも送られて来る。「その女、すげー凶暴だぞ。」と。「しょっぱ・・・→ジャガイモみたいな顔になったESの、打ちひしがれた表情の無残の敗北の顔。DES「いいだろ、書かせろよ。隠し事イクナイ。」DES「異界には性別も人の形も存在していないと前置きするが、その女の唯一のパートナーは俺氏のみだ。男は本当に誰一人として知らん。そのときの味で、そいつが心の中で何考えているのかがだいたい分かる。」またジャガイモ顔の悲しそうな絶望敗北ESが送られて来た。「マジでその女、すげー凶暴だぞ。」乳のひみ・・・ジャガイモ顔ESイラスト。乳→かんぞうジャガイモES。俺氏、まじで余裕なんだが。

悪の女ESに仕返しでやり返す、高雅な女史である新ネちゃんの悪ふざけのジョークは、いかにも本人の真面目さが滲み出て、固くてぎこちないんだ。