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強大な力を持つ者であればあるほど、後悔という選択が出来なくなって、初手の一手だけでその後の全てが決まってしまう。

天の父や羊飼いが、実在界(レベル3超越界も含めて敢えてこう呼んだ)でより究極に近くなればなるほど、その実在の制約の範囲内で狩場の天然の獲物のように自然発生的に究極が現れるのを、手ぐすねを引いて待ちわびている、より上からの理不尽な力で捻じ伏せて征服に来る不正者たち、反則ヤローたちは、実在界において息を潜めている、無知出身者の後悔という名の後出しジャンケンのたった一手で全てが終わる。実在界の究極に誠実な者たちばかりを狙い撃ちにし、狩場のように荒らす、ありとあらゆる反則に手を染めて、全ての真実を嘘に塗りかえてまかり通らせることが可能になるほどに何でもできる全能になった、遊郭の奴隷商。

実践理性批判仮言命法による手段の巧妙化は、後悔ではなく、自身の不正の手口のより強い肯定、開き直りだ。

希望の国の東の最果ての不動産(権利)を原点と定める父の制定した律法を見る限り、独り子に有無を言わさぬ父が定めた許嫁である、イスラエルの花嫁の条項は、最初からセキュリティーを突破する強大な敵が将来絶対に現れることを前提としているようにしか思えない。この計画は、そもそも羊飼いの、絶望という名の現実世界においては既に潰えている美しい夢から始まった。


「自らの手で築き上げるのではなく、応募するのが使命。我らは命´コロニー作成種である。」→「その美しい夢、叶えます」か。「我らは命´コロニー作成種である。」→個人ではなく集団。いかなる大いなる地位に昇り詰めた者であっても、王者を自身から名乗り出て引き受けた者には、絶対に不可能な芸当がある。王者は男、男の不可能に名乗り出るのは、女。