アズマイルが私生活に戻ってお風呂にいるときに、新ネちゃん自ら口を開きたいことがあるとアズマイルにお達し。

「聞きなさい、地球上に心を有した(固唾を呑んで見守っているキリスト教徒のこと)命たち。問題は、一名の後ろに、私たちの想像も及び得ない程の強大な未知の力が潜んでいるのか、それとも共謀者を含めて二名以上になるのか、そのどちらであるか、という点にある。賢者の里に向けては、後者ならば後日実の子として私の元に必ず生まれて来なさいと通達している。前者であれば、最終的な結論として、私とエインステラ二名の見込みが外れたことはこれまでに一度も無かったという計算。外から対処できない程の強大な力を持ち込むだけならば、私とエインステラの連携を破った者は、異界の舞台においても一人もいない。」

ひとつ解説をしておくと、今問題にしているのは、アズマイルが外から灰燼現象の手口でダイレクトアタックを受けて上がダンマリという事件であり、地球上のウクライナで現実に起こった出来事は、神の力をもってしても撤回できない。先日、ウクライナ(というかロシア領内)で実際に何が起こったのかを自身の手で調べてみよ。

「自らの手で築き上げるのではなく、応募するのが使命。我らは命´コロニー作成種である。」二名の並々ならぬ強さは、元をたどるとこんな感じの指針に行き着く。多くの責任を引き受ける人格者ほど、ただの一人の命に対しても一切の不正を行わない完璧さという制約に縛られて、身動きが出来なくなっていく。いわばハンディーキャップの塊だ。これに付け込む奴らが、集団愛の寄生種ども。そして、そのような卑劣な手口を行う者に対しては、見えない場所でそれらを何よりも不快に思う者の眼差しに捕まることになる。絶対に、不正を憎むそういう種の者は出る。

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