東京五輪のマラソン、札幌で開催か IOCが猛暑を懸念

2020年東京五輪の男女マラソンと競歩について、
国際オリンピック委員会(IOC)は16日、
猛暑対策で、コースを東京から札幌に移すよう、大会組織委員会や東京都などに提案すると発表した。
東京五輪のマラソンは女子が8月2日、男子が同9日に行われる。
招致時の計画では午前7時半にスタートする予定だったが、
暑さを考慮して昨年7月、午前7時に変更。
その後、さらに午前6時に繰り上げることが決まっていた。
コースは新国立競技場を発着し、浅草寺、銀座、皇居などを巡る予定だった。
競歩も早朝開催で、皇居周辺を周回するコースだった。
しかし、先月下旬から今月上旬にかけてドーハで開催された世界選手権では、
暑さ対策でマラソンを真夜中に行ったにもかかわらず、気温30度超、湿度70%以上の環境で棄権者が続出。
選手やコーチから批判の声が上がり、IOCは危機感を強めていた。