巨人戦視聴率低迷もスカパーのプロ野球人気は健在です
http://brain.newswatch.co.jp/BNS/so-net/news/15011/hochi2005052600111.html

◆全試合放送好評 スカパー加入は大幅増 北海道・東北に球団…地方分散顕著

昨年の巨人戦の年間平均視聴率は史上最低の12・2%を記録。
今年も4月は月間平均で過去最低の12・9%と開幕直後から苦戦が続いている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。

しかし、プロ野球中継といえば地上波で巨人戦が当たり前だった時代と単純に比較できない一面もあり、それだけでプロ野球や巨人に対していたずらに危機感をあおるのは早計だ。

「7年前からプロ野球セットを作って全試合を放送するようになり、本当に野球の好きな人はスカパーで見る形ができていった」とスカイパーフェクト・コミュニケーションズの重村一社長は言う。
特に昨年の日本ハム、今年の楽天と、これまで巨人ファンの多かった北海道、東北に球団が誕生。首都圏集中から地方分散化が進み「フランチャイズ制が定着して、本来の姿になりつつある」と重村社長。
「地元チームを応援しよう」という気運は、北海道や宮城でのプロ野球セットの契約件数の飛躍的な伸び率に表れている。


◆契約者宮城で30%以上増

 〇…スカパーによると、今年3月の「プロ野球セット」の契約件数は前年同月と比べて楽天が誕生した宮城で30%以上、日本ハムが移転2年目を迎えた北海道で20%以上伸びているほか、昨年セ・リーグ制覇した中日の本拠地・愛知でも伸びが目立つという。
また、ダイエーがソフトバンクに変わった福岡では、総数では2・5倍多い東京と「プロ野球―」の契約数がほとんど同じであり、野球を見るために、スカパーに加入した人が極めて多いようだ。
全体では前年比20〜30%増で推移しており、例年のピークとなる6〜7月にはさらなる増加が期待されている。