さて、2010年台はナスダックが大きく躍進したわけだが、当時は何故、株高にも関わらずインフレとならなかったのだろうか?

答えは、グローバリゼーションによって世界的に生産性が向上したからである。翻って現代を考えれば、世界は競争を否定し、保護主義に走り、民意には積極財政によって応える、そんな時代になってしまっている。

このような時代には世界全体の経済成長にインデックスで乗っかるよりも、個としての能力を高め、国際的な競争力のある人間になること、が唯一の成功への道である。