北米で行われた大規模コホート研究「Adventist Health Study 2」に参加者した7万3,308人を、平均5.79年の追跡して調査した。 その結果、肉類をまったく食べないベジタリアンは、非ベジタリアンに比べ、死亡率が12%低下することが分かった。

肉類を食べ過ぎると、コレステロールや飽和脂肪酸の摂取量が増え、脂質異常症や動脈硬化症の原因になるが、ベジタリアンの中でも魚類を食べる人は、心疾患などの発症が少ないという結果に。
植物や魚の脂肪に多く含まれる不飽和脂肪酸には、動脈硬化や血栓を防ぎ、血圧を下げるほか、LDLコレステロールを減らすなどの働きがあるためと考えられている。