ダウ平均は297.03ドル高の33800.60ドル、ナスダックは70.88ポイント高の13900.19で取引を終了した。

バイデン政権が提案しているインフラ計画やワクチンの普及、
連邦準備制度理事会(FRB)が当分の間、
大規模緩和を維持することが強い回復に繋がるとの期待に寄り付き後、
上昇。終日堅調に推移し、
引けにかけて上げ幅を拡大し、ダウは史上最高値を更新して終了。
一方、ハイテクは、
予想以上に上昇した生産者物価指数を受けた長期金利の上昇が重しとなった。
セクター別では、
耐久消費財・アパレルや小売りが上昇、自動車・自動車部品が下げた。

オンライン小売のアマゾン(AMZN)は
南部アラバマ州の物流倉庫で行われた従業員による投票で労働組合結成が
否決されたことが好感され、上昇。動画配信のフボTV(FUBO)は2022年にカタールで行われる
ワールドカップ予選の放映独占権を勝ち取り、
上昇した。一方、製薬会社のジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)は
欧州医薬品当局が同社製ワクチンと血栓症発生の関連を調査するとの発表が嫌気され下落。
航空機メーカーのボーイング(BA)は電気系統に不具合が生じたため、
修繕作業を行うために737MAX数十機の運航停止を指示したことが明らかになり、
下落した。代替肉メーカーのビヨンド・ミート(BYND)は同業のインポッシブル・フーズが株式上場に向けて
協議を進めていることが明らかになり、下落。

クラリダFRB副議長は、金融政策を修正するには、
物価の安定と最大雇用の目標達成において、予測ではなく具体的な結果が必要になると、主張した。