7月6日午前7時ごろ、松本智津夫元死刑囚は東京拘置所にある独居房の一室で目を覚ました。
朝食は部屋でほぼ全てを食べたといいます。
刑務官から声がかかったのは7時40分ごろ。

刑務官に付き添われ、行き着いた先は教誨室でした。
「お別れの日が来ました。教誨はどうしますか」(刑務官)
「・・・」(松本元死刑囚)
「言い残したことはある?」(刑務官)
終始、ぼうぜんとしていたという松本元死刑囚。
「引き取りはどうする?」(刑務官)
しばらく考え込みます。
「誰でもいいんだよ。妻・次女・三女・四女がいるだろう」(刑務官)
「四女」(松本元死刑囚)
死刑執行の際に暴れたり、抵抗したりするようなことはなかったということです。