crystal-z/北海道出身。都内の大学在学中から音楽活動を始める。30歳をすぎて医師になることを志し、受験勉強を始める。
2浪したのち、2018年4月に西日本の大学の医学部に進学。のちに医学部不正入試の被害者だったことが明らかになる。
2019年12月、損害賠償を求めて順天堂大を提訴。東京医大でも裁判外紛争解決手続きで協議中。
2020年6月、「Sai no Kawara」をYouTubeに投稿。現在までに88万回再生されている。

面接室の前で座って待っていたら、「次は?」「昭和」「昭和か〜もういいや。ははは」という声が聞こえてきたこともありました。自分の生年が昭和なので。
そういう空気のなかに入っていって、めげずに自分なりの返答をしなければいけない。やはり再受験生の友人は、休憩時間に控室から、
「おじさんに優しくしちゃうと(あの大学は優しいという)噂が立って、来年いっぱい来ちゃうからさ」「はははは」という会話がマジで聞こえてきたと言っていました。
そういう「再受験生あるある」は、数限りなくあると思うんですよ。僕だけじゃなく、過去にもたくさん不正に落とされた人がいて、
のべで言ったら何百年、何千年分の時間を失わせて。目の前にいるのは人間で、それぞれの時間があるんだということをわかっていない、人間扱いされていないと感じました。