本当は合格していた医学部入試――「年齢で弾かれた」男性はいま
https://news.yahoo.co.jp/feature/1823
※crystal-z Sai no Kawara https://www.youtube.com/watch?v=rmeI_Qk1rrk

――「本当は合格していた」と聞かされたときは、どう感じましたか。
「えっ」という感じでしたね。(中略)こちらから大学に出向いたのですが、そのときの対応に問題があると感じたんです。
こちらの話を遮って「不正じゃない」と声を荒らげたり、入学するかどうかの意向を確認されたときも、「当然うちに入るでしょ」みたいな感じだったり。
対応の端々に「(これだけのことがあっても)自分たちのブランドは1ミリも揺らがない」という自信が感じられました。

そういった温度差は、面接のときからありました。相手の真意はわかりませんが、自分はこんなふうに苦労して勉強してきましたと伝えても鼻であしらわれる、
みたいなことは当たり前でした。あのころは、街を歩いていても、いいスーツを着ていい仕事をしてそうなおじさんが全員怖かったですね。

――怖いというのは、どんなふうに?
悪意が服を着て歩いているように見えていました。ある大学では、「この年でなんでわざわざ医者になろうとしてるの」とか、
「バンドは楽しんだから今度は医者になろうなんて虫がよすぎるんじゃない」とか、あからさまな圧迫を受けたりもしていたので。
でも別の大学では、「われわれは(再受験生を)歓迎していますよ」と優しく笑っていたのに不正に落とされたので、圧迫はむしろ親切だったのかもしれません。