網羅系の欠点は、解法をてんこ盛りされたまま、
問題を解くことばかりに息を上がらせ、学習者に
意味のない疲労を与えて終わることだろう
言い換えると、なにがわかっていたらその章の問題が
解けるのかの鳥瞰的見取り図としてユニットの解法が
体系的・有機的に収束整理されるような工夫が無く、
どこまで行っても拡散・雲散霧消なので、解いたけど
なにも残らない、解けば解くほど頭が散らかるのは当たり前
基礎問なども、問題数が少ないこともあってか、ここでも基礎問を
推す向きもあるけど、基礎問も違う意味でこの体系的収斂がないので
「1冊解いたけど何か?」みたいに、あとに何かが残る確信が無い
作りになっているので疑問はぬぐえない
ようつべでも「これを使え!」的なベストな問題集を説法するような
つまらない動画ばかりがチープの屋上屋架を見せているけど、
ネットを徘徊していたら、この体系的収斂をはっきり意識して
具体的に示していた人がたった独りだけいた