現実はこんなんだからねw

「病院職員は入らないで」
仙台放送
職員が子供を保育園に預ける際「園の中に入らないでほしい」と言われた。
職員の親が利用していたデイサービスから「感染が心配」と言われ利用できなくなった。
職員の家族が勤務先の会社から出勤停止を告げられた。この「職員」というのは皆さん、大崎市民病院の職員です。
新型コロナウイルスの感染患者が入院する大崎市民病院の職員が偏見や差別を受けている事が分かり、
院長は「地域が支えてくれないと医療スタッフの心が折れてしまう」と苦しい胸の内を明かしました。

大崎市民病院は新型コロナウイルスの感染患者が入院できる感染症指定医療機関で、ケアできるベット数は6床です。
この病院で3月30日、勤務する医師が新型コロナウイルスに感染したことが判明しました。
その後の検査で院内感染や患者への二次感染は起きていない事が分かっています。
ところが、医師の感染をきっかけに大崎市民病院の通院患者が別の病院での診察を拒否されるなど、差別を
受け始めているということです。

大崎市民病院 並木健二 院長
「大崎市民病院というだけで(イコール)『新型コロナウイルス』という事になってきているというところが残念」

根拠のない差別に苦しんでいるのは患者だけではありません。

大崎市民病院によりますと、病院に勤めるスタッフやその家族が受けた「差別」はこれまでに33件。
並木院長は感染リスクの恐怖と戦い、毎日が緊張の連続の中でスタッフの私生活にまで支障が出れば持ちこたえる事は
困難だと訴えます。

大崎市民病院 並木健二 院長
「皆が支えてくれないと、このつらい医療の現場を支えていく事は、心が折れてしまって継続出来なくなってしまう」