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https://bunshun.jp/articles/-/28229?page=4

「30代前半でも早期退職を求められる」壮絶な日本企業の現場で起きていること


文春オンライン
先日、大手総合商社の使えない中高年が、2,000万円という高い年収を貰いながら窓際族をやっている、
通称『Windows 2000』なる新たな窓際族がいる、と話題になっていました。
(中略)
私もご契約を頂戴して月イチぐらいの訪問でお付き合いしている商社や輸出系の製造業では、
将来の遊休戦力になりそうな働き手は、たとえ人手不足で30代前半でも、かなり選別して本社に残さないような
人事をしているというので戦慄します。
(中略)
一部の国際的に揉まれている大手企業のHRテックはかなり容赦がなく、その人の経歴や実績などから割り出した
「この人は、概ね何歳までにこの会社に利益貢献してくれそうか」という推測を元に組織人事の概略を決める形になっています。
(中略)

将来、何が有利か分からない世の中で 結果として、技術革新や企業の考えの変遷によって教育の現場がブンブン振り回され、
学生も「この会社に入っておけば一生安泰」という黄金律もなくなったいま、手に職をつければ有利とばかりに理系のトップは
医師になろうとして国公立医学部をみんな目指し、学力では戦えない子は相変わらず公務員になろうとします。
社会や企業に余裕のあったころの窓際族Windows2000現象なんて、一過性のあだ花なんですよね。

 将来、何が有利か分からない世の中になっているからこそ、子どもたちが憧れる職業がユーチューバーになるのです。
なんだよ、いまどき仕事でユーチューバーって。ユーチューバーが楽しいとか駄目な奴が言うことですよ。
子どもが「ユーチューバーになりたい」というのは、昔私たちが「電車の運転手になりたい」「パン屋さんをやりたい」
などとあどけない夢を言っては周りの大人から「ほかになりたいことはないのかよ」と白い目で見られた
身近な大人だったというだけでなく、既存の医師、弁護士、企業家、政治家、技術者といった仕事が、
未来の明るい確かな仕事とは子どもの目には映らないということなのでしょう。