【偏差値50以上の受験生】
 このへんの人は基礎力はある程度持ってるはずなので、
 方法論をしっかり固める参考書をやって、過去問演習に繋ぐ土台を作っておくといいでしょう。

・『新・田村の現代文講義1』、『新・田村の現代文講義2』(代々木ライブラリー)
 ・・入試現代文の構造について説明しつつ、現代日本語の文法構造に従って問題を読み解いていく。
  センターのみや中堅私大までの人は「1」のみ、国公立二次・上位私大もある人は「1→2」とやるといい。
・『入試現代文へのアクセス 発展編』、『入試現代文へのアクセス 完成編』(河合出版)
 ・・前者は姉妹書『入試現代文へのアクセス 基本編』の続編だが、本書からでも無理なく取り組める。
  「アクセス基本編」よりも高度な問題をわかりやすく解説。150字の要約付き。
 ・・後者は『入試現代文へのアクセス 発展編』のさらなる続編である。
  「アクセス発展編」よりもさらに高度な高度な問題をわかりやすく解説。200字の要約付き。
・『入門編 現代文のトレーニング』、『必修編 現代文のトレーニング』(Z会出版)
 ・・前者はZ会・代ゼミで長年教鞭を執られた堀木先生のエッセンスが詰まった参考書で、
  現代文の本当の意味での基礎力をつけたい受験生がおもな対象。例題18問+実戦問題1問。
  段落分け、指示語、空欄補入、傍線部説明、内容判定問題、要約など現代文の基礎を、
  オリジナル問題を使いつつ懇切丁寧に解説。その充実した解説量には圧倒されるだろう。
  Z会の参考書らしく「入門」といってもかなり骨があるので甘く見ないこと。
 ・・後者は近年の過去問から16問を選びテーマ別に分類したもので、近年の入試に対応した、より実戦的な参考書だと言えるが、
  記述問題が少なくその解説も不十分で、国公立二次には不向きといえる。
  国公立二次もある人は代わりに『入試精選問題集現代文』(河合出版)や『体系現代文』(教学社)などに取り組むのが適当と思われる。

 この辺をしっかりやり通すことができれば、ほぼどの大学の問題にも太刀打ちできる土台はできるはずです。
 あとは過去問や問題集で演習を繰り返せばOK。