講師へセクハラ、賠償判決…流経大側と学生に
http://news.infoseek.co.jp/article/20161203_yol_oyt1t50085/

 流通経済大学で非常勤の英語講師だった40歳代の米国人男性が、
授業中に男子学生からセクハラ行為を受けたのに、大学側が適切な対応を怠ったとして、
学生と同大を運営する日通学園(茨城県)に計275万円の損害賠償を求めた訴訟で、
千葉地裁松戸支部が学生と学園に計99万円の支払いを命じる判決を言い渡していたことがわかった。

 判決は11月29日付。

 柴崎哲夫裁判官は「学園側は、不十分な調査でセクハラ行為はなかったという男性講師に不利な結論を下し、
男性講師の思いを封じ込める形で事態の解決を図った」と指摘した。

 判決によると、男性講師は2014年11月4日、同大新松戸キャンパス(千葉県松戸市)で英語の授業中、
学生から尻を触られた。男性講師は学生の出席停止などを求めたが、同学園は学生から事情を聞いた上で、
同月18日、「セクハラに該当する事実は認められない」とする調査結果をまとめた。

 日通学園総務課の話「判決内容を精査し、控訴するかどうかを検討する」