【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 30-4】
・..., so that if ...:
接続詞が重なりました。[(S+V) S+V]と瞬時に「予想」出来なくてはダメ。

・But the waves which ...:
S [S+V] V タイプの文は『ルールとパターン』では初めの頃やたら出てきたと書きましたが(>>422 >>639)、『ビジュアル』でもここにきて頻出してきました。
ただ、中だるみ感が正直出てくる20番台後半〜30番台だったので印象に薄かったのかも知れません。
ここでは「予想」に途中で「修正」が入り"パッとアタマを切りかえて"、もう一段複雑な
S [ S+V (S+V) ] V
と読んでいきます。

・It is true that ... but ...:
こういう理屈っぽい文章の構成にしばしば出てくる型です。伊藤先生の説明を詳しく読んでください。
ちなみに今回出てきたno doubtもこの型を作ります。(... no doubt ... but ...)
no doubtの他、certainly, of course, to be sure, well yes などもこの型を取ります。
『テーマ別』「語法のファイルI」p. 227を参照してください。

・ここでHome RoomのIt is ... that の鑑別を簡単にまとめましょう。
まず

1. It is ... that の... の部分に来るのが形容詞かp.p. なら形式主語。
2. >>250 で出てきた前方照応のitでないことを確認します。その上で、
3. It is ... that の... の部分に来るのが副詞成分なら、強調構文。
4. 名詞ならthat以下を見る。完全な文なら形式主語、SかO、もしくは前置詞の目的語が抜けていれば強調構文。

となります。1.と2.が逆ではないか、と思われるかもしれませんが、これでOK。その理由は次の課題文のレスの中で書く予定です。