【V2 レトロスペクティブにみたビジュアル 26-7】
・The most dreadful fate that I can imagine would be ...:
仮定法です。if節にあたるものはどれでしょうか。
広くとった主語(主部)、特に関係詞節が最も恐ろしい運命を"想像"するとしたら(そういう運命は私には起きないことだが)という条件節のかわり、
ということ「想像しうる中で最も恐ろしい運命は」。

・that of that of growing up as an only child:
代名詞のthat はfate。前置詞としてのas用法は広くなく、「…として」。「一人っ子として成長するという運命(だろう)」

・All mothers and fathers experiment on ...:
experiment は名詞の顔をしていますが、自動詞として使えます。
He experimented on rats. 「彼はネズミに実験を施した / ネズミで実験した」
He experimented with a new drug. 「彼は新薬を実験した」
・・・そういえば、friendly streamのfriednly は副詞の顔をしていますが形容詞です。

・They read the latest baby books, they attend clinics and courses of lectures:
and がないことなど未熟な君たちが気にするなと間接的に書いていますが、
「緊張感を出すため」と斎藤雅久さんの本には書いてありました(続・かつて『チョイス』という名の英語教材があった p. 35)。
ここではあくせくと忙しく子供の世話をやく余裕のない両親を想像させる演出に思えます。

・They even listen to the advice of unmarried aunts:
子育てに経験も自信もないので、誰彼かまわず意見を言われると聞いてしまうのです。

・the exact moment to present him or her with solid food:
present は直前にも出てきました。present A with B で「BにAを提示する、渡す」

・In short, they can't let their child grow up at his own pace:
要するに、子供独自のペースで成長させることが彼らには出来ない、のですね。

・筆者は一番の幸運は構われなかったことだ、と暗に言っています。
一番恐ろしい運命は一人っ子として育つことですし、その一人っ子の最大の悲劇は自分のペースで成長出来ないことだと断じているのですから。