学校法人「加計学園」が国家戦略特区の愛媛県今治市で昨春開学した岡山理科大獣医学部は3日、
2期生を迎えて入学宣誓式を行った。入学者は獣医学科が172人、獣医保健看護学科43人の計215人。
授業料免除などで四国で活躍する獣医師を育てる四国入学枠は「最大20人程度」としていたが、
1人(前年4人)にとどまった。獣医学科は定員140人を大幅に上回ったが、
獣医保健看護学科は前年に続き定員60人を割り込んだ。学園の入試広報担当者は
「獣医学科は想定以上に併願者に来ていただいた。獣医保健看護学科はPRに務めたが、
志願者増には結びつかなかった」と説明。四国入学枠については「志願者が少なかった。
大事な制度なので働きかけを強め、維持していく」としている。