映画には、慰安婦性奴隷説を唱える中央大教授、吉見義明や、
慰安婦問題をめぐり米国内で日本非難の先頭に立ってきた日系下院議員、マイク・ホンダらも登場する。
慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の官房長官、河野洋平の談話。
強制性の根拠とされた韓国人元慰安婦16人の証言は、信憑(しんぴょう)性の調査も行われなかった。

准教授は上映前、こうした河野談話の問題点を説明することもなく、
学生に「人間はありのままに語ることはできない。だが、物語の力、虚構によって、
より真実を鋭く伝えることも可能だ」と話し、映画が「真実を伝えている」と強調した。
上映が終わると、「今日の授業は以上です」と告げ、すぐに講義を切り上げた。
「強制連行」の証言だけを示し、学生には議論の余地も与えなかった。

講義を受けた学生らは「日本だけがものすごい悪いように映った」
「映像内容がその通りだと素直に思ってしまった」と漏らしていたという。
男子学生は国立大学の授業として、慰安婦募集の強制性があたかも「真実」として伝えられたことに疑問を呈し、
「何の説明もなしに、あの映画を流すのは乱暴だ」と指摘する。
広島大学は「現在、事実関係を確認している。事実がはっきりしない段階ではコメントできない」としている。
(産経新聞)http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140521/plc14052108180007-n1.htm