私大病院勤務医「最初に聞いたときは、えっ?と思った」待遇内容――
小児科医の仕事は「医療というより、むしろ親とのコミュニケーションです」
http://www.mynewsjapan.com/reports/2270

長時間の激務なのに低賃金、それでも高度医療の提供と人材育成の使命をまっとうするため日々、
身を粉にして研鑽を積む、世俗を捨てた聖職者のような集団。
一方では、医師1人の執刀で4年で18人が亡くなっても誰も止められない
群馬大学医学部のようなブラックボックスの世界、
そして医局を舞台にした小説『白い巨塔』が描く旧態依然とした政治的駆け引きが横行する、硬直化した組織。
そんな、天使と悪魔の混在したような大学病院の医局は、働く場としてどのような功罪があるのか。
今回は、私大附属病院の小児科医局に所属する医師に、
カツカツの懐事情や小児科医療の未来等について、じっくり聞いた。
【Digest】
◇「労使交渉をしません」誓約書
◇32時間拘束当直明け「何言ってるのかわからなくなる」
◇30代半ば600〜700万、派遣先病院で2倍、戻ると半減
◇15〜20年目が開業適齢期
◇「けっこう、すっからかん」な理由
◇大学病院の医局に所属するメリット
◇2校が「寄付金2千万円だしたら合格」
◇大学の先輩後輩で診療科も決まる傾向
◇大学病院でも「7割は風邪」「必要悪として薬出す」小児科
◇正確なビッグデータで医療現場を変える矢作尚久医師の取り組み
◇無駄な検査、無駄な薬を減らす中野智紀医師の取り組み
◇病名診断、治療方法決定のAI化
◇10年で女性医師は倍増
◇同期は2人亡くなった
◇明確な治療目的を持たない患者、生活保護を食い物にする病院
◇看護師との役割分担、開業医との役割分担