>>694
上司から聞いた体験談
上司は中高一貫の寮のある高校の出身でそこそこ進学校だったらしいけど当時の上司はちょっとグレてた
寮にはありがちな開かずの部屋があって上司はそこによく潜り込んで友達とタバコを吸っていた
ある日その部屋でタバコ吸ってたら床を焦がしてしまい、その跡を隠すために空の2段ベッドをずらして置いた
普通2段ベッドは部屋の両脇にあるのにその部屋には片側にしかなかったので反対の片側の壁に移動した形になった
上司たちは眠くなってそのまま2段ベッドでウトウトしてた
そうしたら壁の向こうからガリガリと壁を引っ掻いている音がした
その音は引っ掻いたり叩いたり明らかに人間が出している音だった
その壁の向こうに部屋はなく階段があるだけのはずだが確実に音がした
その音は上司だけでなく友達も聞いていた
上司たちは勇気を出して確かめに行ったがやはり階段しかなかった
ただ部屋と階段の間にある壁が普通よりも分厚く見えた
上司たちはその壁を叩いてみようと思ったが本当に壁の向こうには何かいるような気がして怖くて出来なかった

上司はあの時壁を叩いてみたらどうなってたのか、当時はビビって叩けなかったからいつか叩きに行きたいと言っていた