0157おさかなくわえた名無しさん
2019/07/09(火) 00:59:24.13ID:jO42q0Nq>相無くして取る、相をば取らずに説けるが故に。
>見分はありと雖も、而も無分別をなるをもって、能取に非ずと説けり。
>取ることは全無に非ず。
>相分は無しと雖も、而もこれ如の相を帯して起こると説くべし。
>如に離れざるが故に。
>自証分見分を縁ずる時に変せずして縁ずるが如く、此れも亦た応に爾るべし。
>変じて縁せば便ち親しく証するに非ずなんぬ。
>後得智の如くまさに分別あるべし。
>故に応にこれには見のみありて相はなしと許すべし。
>加行の無間に此の智の生ずる時に、真如に体会す、通達位と名ずく。
>始めて理を照らすが故に、亦た見道と名ずく。
>(成唯識論)