昭和50年前後、自分が小学校中〜高学年になるとテレビの歌番組で流れる曲以外も意識するようなったが、
親せきや近所のお兄さんの論調は、ビートルズや拓郎、陽水の良さがわからないやつは人でなしみたいな風潮だった。
俺には、ビートルズはエレキ一辺倒のガチャガチャした音楽にしか聞こえず(声も聞き飽きていた)、
いわゆる「四畳半フォーク」もムッサいアンちゃんがダミ声でギターかき鳴らし
詞もそんなこと詞にしてどうすんの?って思っていた。
そのころにデビューしたミュージシャンは異口同音に、ビートルズを聞いてなんだこれは!?と音楽に目覚めたと異口同音に話していたが、
(それ以前がGSとか橋幸夫とかの御三家だから理解はできるが…)
俺には、ブームはもう終わっていて、今の言葉でいえば、どちらもダサいと思っていたが口に出せない雰囲気。
洋楽では、映画音楽とかでたぶんポールとサイモンとかビージーズだとおもったがもっとしゃれた感じの曲を出ていて、
そっちのほうが歌い方も楽器の使い方もよほど「美しい」と思っていたし、
邦楽のほうも数年後ゴダイゴや荒井由実とかが流行るようになってフォークは過去のものになったなと思った。