他とは違う『ONEの階級制度・体重契約』について

初見が必ず戸惑う階級制度について解説。UFCではライト級(70.3kg)の選手がONEに来るとONEライト級である77.1kgで闘うことになる。
フェザー級(65.8kg )の選手がONEフェザー級に来ると70.3kgで闘う事になる。
ちょうど他のプロモーションと比較して一つ上の体重に設定されている。これはなぜか?

単純に言うと水抜きを禁止している為。ONEでは2016年に選手が減量で死亡したことから強く水抜きを禁止している。水抜きしたかどうかを計るのは尿検査の「尿比重」による。

UFCにおいても前日計量時と試合当日の体重を公開しているが、平均的に10ポンド(4.5kg)前後当日は増えている選手が多い。(まれに水抜きしない選手で当日前日体重に差がなかったり、当日10kg近く増えている選手もいるが)これは主に水分量による。

結論としてONEでは水抜きを禁ずる代わりに水抜き量10ポンド分を織り込んだ階級設定になっているので他のプロモーションより約10ポンド重い設定になっている。

水抜きすると臓器や脳に負担がかかって選手の身体にとっても長い目で見て良くないので合理的であろう。また水抜きすることによりスポーツ科学的にパフォーマンスが落ちるという説もある。

以下参照
ONE階級
www.onefc.com/jp/martial-arts/
ONEの計量について
mmaplanet.jp/54753