2017年6月4日エドゥアルドフォラヤンはフィリピン市内の小さな病院を後にした。
明日6歳になるはずだった妹との最期の別れに訪れたのだ。
『はずだった』。。。そう妹は僅か5年で病によりその短い生涯を閉じたのだ。
そして彼は次の日に行われる青木とのタイトルマッチでの勝利を天国の妹に誓いながら病院を後にした。
彼は泣かなかった。悲しみの涙より青木に勝って流す涙で天国の妹と喜びを分かち合いたかったのだ。