1万メートル34分以内の選手を揃えることが、どのくらい大変かというと、前回の全日本駅伝である「第52回 全日本大学駅伝対校選手権大会」に東北予選で1位になり、東北地区代表で出場した東北大学は箱根駅伝予選会にはタイム不足でエントリーできないことになる。

関西の箱根駅伝と呼ばれている「関西学生対校駅伝競走大会」で9位に入賞した近畿大学は、1万メートル34分以内の選手は今年だと7人しか揃えられない。

1区間の区間距離が20キロメートルという箱根駅伝は予選会の出場すら難しいハードな駅伝競走。
関東の駅伝強化校が全国の有望選手を引き抜きまくってしまい、他の地区に長距離の有望選手が残っていないというのもあるかもしれないが。

2024年の第100回大会の出場を目標に、新興の私立大学が駅伝強化を図っている
スポーツ推薦がない大学が箱根駅伝の本大会出場を果たすのはますます困難
スポーツ推薦がない国公立大は予選会に出場することすら、大変

関東以外の地区なら、どこも国公立大学が強豪なのに
全日本大学駅伝の関東以外の地区選考会の国公立大の最上位校
(1)北海道地区 北海道大学 2位
(2)東北地区  東北大学  1位
(3)北信越地区 信州大学  1位
(4)東海地区  名古屋大  4位
(5)中国四国地区 広島大  3位
(6)九州地区  九州大   3位
関東と関西以外では国公立大が毎年、上位にくる

関西地区も京都大学が毎年10以内には入ってくる
神戸大学も関西では駅伝強豪

関東地区の長距離部門だけ特殊
それは箱根駅伝の存在が大きい