普通の飛行機よりも難しい!日本初の人力飛行機「リネット号」をご存じですか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/c357dbe213528ca901a2cb36eb34b089a6c41e05

意外にも新しい人力飛行機の歴史
リネット号と製作者たち。日大木村秀政教授

 1966年の今日(2月27日)、日本大学理工学部の人力飛行機「リネット号」が、調布飛行場で
日本初の人力飛行に成功しました。

 リネット号は、当時、日本大学の教授だった航空機設計者の木村秀政が、学生とともに
3年がかりで製作したもので、初飛行の距離は約15メートルだったそうです。

 人力飛行機の歴史は意外にも新しく、世界で初めて飛行に成功したのはイギリス・
サザンプトン大学が製作した「サンパック号」で、1903年にライト兄弟が動力付きの
飛行機で初飛行に成功してから、約半世紀後の1961年のことでした。

 エンジンを人間の力で代用する人力飛行機は、通常の航空機よりもはるかに
高度な設計が求められるものだったのです。

 ちなみに、現在の人力飛行世界記録はマサチューセッツ工科大学の「ダイダロス88」が
達成した、飛行距離115.11キロメートル、飛行時間3時間54分だそうです。
 
 人間が自分の力だけで4時間も空を飛んでいられるなんて、驚きですね! 
ブルーバックス編集部(科学シリーズ)