どこの偏差値も、河合塾と似たり寄ったり

★青学>明治>立教>★同志社>中央>法政>学習院>立命館>関大>関学

Z会増田塾
http://masudajuku.jp/dept-measures/index2020

        15  16  17  18  19
青学全学 60.4 61.3 61.7 63.4 62.9
青学個別 59.5 59.3 61.7 63.2 61.6
青学合計 60.2 60.3 61.7 63.3 62.3
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明治全学 60.8 61.1 62.5 63.7 63.3
明治個別 57.9 59.3 60.2 61.4 60.4
明治合計 59.4 60.4 61.4 62.6 61.9
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立教全学 59.5 58.5 60.0 61.9 61.5
立教個別 59.3 59.1 60.8 62.0 61.4
立教合計 59.4 58.8 60.4 62.0 61.5


明治大学
明治大学は、早慶上智や国立のすべり止めに多く使われる大学でもある。GMARCHの中で、入学金の支払い締め切りが遅いことにより、その需要は高まる。
明治個別の偏差値は、61〜63であり、青学、立教と同等である。経営や法学部で見れば、“明治=立教<青学”であるが、文学部で見れば、“明治>立教=青学”である。全体としての難易度の差は小さく学部による。
明治全学部の難易度は、全学部入試の中でもっとも偏差値のあがるものである。つまり、MARCHという全学部日程を行う難関私大の中で、全学部日程の偏差値が、個別日程よりももっともあがる大学が明治である。

青山学院
明治と青学は拮抗しているが、2016年以外は青学の方が高く、差はついている。立教は青学・明治とは差が少しあることがわかる。全学部と個別を分ければ、明治の全学部が一番難しいことは言うまでもないが、大学ごと、もしくは個別日程で比較すれば、青学が最難関であることがわかる。
青学は合格最低点が高い。合格最低点が70%を切ることは稀で、ひどいと80%を超える。これは合格最低点としては、難関私大で随一の高さであり、これこそが青学入試問題の最大の特徴であり、合否を分けるポイントになる。すなわち、「平易な問題で、ミスなくきっちり取る」能力こそが、青学が求めているものであり、受験生に求められるものだった。早慶上智志望の生徒で、センスと応用力で押すタイプの生徒にとっては、併願もしくはすべり止めで受ける青学の方が、SKJよりも合格が難しいこともあるだろう。早大慶大模試等難しい問題で粘って高い偏差値を出す能力と簡単な問題できっちり高得点を出す能力はかなり異なる力なのである。

立教大学
看板学部の異文化と経営はSKJレベルの最難関だが、全体の平均で見れば、実はGMARCHの中で青学、明治の次の3番手である。学部による難易度の差は激しい。この学部間の難易度の差は次年度以降も続くと思われる。

中央大学
中央大学の偏差値は、GMARCHの中で低い方である。ざっくりとした大学別難易度は、
“ 青学≧明治=立教>>中央>法政=学習院 ”
となり、学習院大学、法政大学と並び、GMARCHの中にでは下位グループに入る。過去には早慶並みの難易度を持った中央法学部も、近年はGMARCH中位圏に位置する。しかしだからこそ、文科省の指示による、ここ数年での難化は、GMARCHの中で大きい方だ。すべての学科の単純平均で見れば、中央2015は55.5だが、2019は60で+3.5になる。+3.5すれば、同じ偏差値における合格率は半分以下になる。
つまり、ここ数年の私大難化現象によって、青学・明治・立教というGMARCH上位大学との差は縮まっていて、難しくなっているということだ。

法政大学
東日本で一番受験生の多い私大、それが法政大学である。
偏差値では、GMARCHの中では低い方である。ざっくりとした大学別難易度は、“青学≧明治=立教>>中央>法政=学習院”となり、学習院と並びGMARCHの中においては、滑り止めという立ち位置である。しかし、だからこそここ数年での難化は、学習院と並びGMARCHの中でもっとも激しい。すべての学科の単純平均で見れば、法政2015年は55だが、2019年は59で+4になる。+4すれば、同じ偏差値における合格率は半分以下になる。
つまり、ここ数年の私大難化現象によって、法政と、青学・明治・立教というGMARCH上位大学との差は縮まっていて、法政大学はイメージほど易しくなくなっているということだ。

    2015⇒2019  差
立命館 54.1 ⇒58.5  +4.4
関学  55.1 ⇒57.5  +2.4
関西  54.0 ⇒57.7  +3.7
同志社 58.4 ⇒61.0  +2.6