2020年の近畿大学工業高等専門学校も惜しかった

同高等専門学校は熊野市にあった当初から地元通学生より県外各地から入学する学生が多かった。
別に野球部だけが特別に県外生が多いわけではない。
そもそも、高等専門学校は後期中等教育段階を包含する5年制の高等教育機関であり、国立や公立の高等専門学校の学生も県外生が多いことから、多くの高等専門学校で学生寮を備えている。

近大高専の学生は全員、入学時点で「総合システム工学科」の授業を受け、3年次に機械システムコース、電気電子コース、制御情報コース、都市環境コースの各コースに分かれる。
これは野球部も各大学の「大学3年」編入を目指す特進コースも同じで授業のカリキュラムは変わらない。
特進コースのみ通常の授業終了後に大学編入を目指す補講があるというだけ。
1年に入学直後から「工学実験・実習」は始まり、野球部員といえども各自が実験のレポートまたは作品を提出しなければならない。
2年生では微分積分と線形代数の授業が必修。
今や普通科のトップ進学校でも「線形代数」の授業なんて行わず、これらは理工系の大学の授業で習得する分野。
それを野球部員といえども2年生で必須で試験で60点以上取らなければならない。
また、2年生になれば第二外国語として「中国語」か「韓国語」を学ばなければならない。
これも野球部員とて同じ。

普通科の進学校で第二外国語があるのは「慶應義塾高校」「早稲田大学高等学院」やフランス語が選択できる「暁星高校」くらいなもの。

近大高専といえども高等教育機関であるので教員は「教諭」とは呼ばず、「教授」、「准教授」と呼ばれる。
また近大高専野球部のメンバーは4年と5年になったら、東海地区大学野球連盟の三重県リーグ戦に参加している。

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