一般入試だと「その場に応じて覚えている知識を活用する力」をみることは
ある程度できても「人と関係をつくっていく力」や「自ら動く力」を見るのは
出来ないからね。受験オタクは「偏差値が高い=優秀=仕事もできる」って
思い込んでいるのかな

AO入試とは、”アドミッションズ・オフィス”の略で、学校が求める人材像に基づいた
面接や小論文などの手法を用いて試験を行う入試方法。学力だけでは測ることのでき
ない優れた能力を持つ人材を多くの大学が求めているのです。また、その優れた能力
の一つが“社会人基礎力”とも言われています。

今までの教育は、単に「覚えたものを再現する力」を計り、それを伸ばすものとなっ
ていました。ですが、それだけでは社会に出た際に、あまり役に立たないのではない
か、むしろ、社会に出た際に、必要となりうる能力を計り、そこを伸ばすことこそ
が、より世界で活躍する人材育成につながるのではないかという考えが現在浸透し
はじめています。
OECD(経済協力開発機構)が“教育において伸ばすべき能力は何か”という点から
発表した「キー・コンピテンシー」(主要な能力)によると「その場に応じて覚え
ている知識を活用する力」「人と関係をつくっていく力」そして「自ら動く力」の
3つ(社会人基礎力)こそ、社会に出るまでに伸ばすべき力であるとしています。
冒頭で取り上げたAO入試は、まさにこの3つキー・コンピテンシーを見られている
(問わてれる)といっていいかもしれません。