■ 日大理工建築の特筆すべきこととして「傑出した構造デザイナー の輩出」があります。
一世代前の建築構造の第一人者で東大および日大教授であった 坪井善勝* と同時期、
早稻田にも構造家として著名な 松井源吾 がいたが、退官後、構造的に優れた
建築作品の構造設計者に与える「松井源吾賞」という賞を設置しました。
構造家にとって、当時、最高の賞であり全15回の表彰がありました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/松井源吾賞
記載の受賞者の名前をクリックして確認できる範囲で各大学出身者を見ると
日大8、名古屋大2,東工大2、早稻田1、福井大1です。
日大8人全員が日大理工学部の建築学科の出身者であり、
毎年の卒業生の人数割合から比較しても、日大理工建築は他大学(東大、京大なども含め)の建築学科を圧倒しています。

「構造の日大(理工建築)」と言われる証左です。

第 1回 川口衞(福井大)、佐々木睦朗(名古屋大)
第 2回 播繁(日大理工)
第 3回 斎藤公男(日大理工)
第 4回 今川憲英(日大理工)
第 5回 中田捷夫(日大理工)
第 6回 新谷眞人(早稻田大)
第 7回 小堀鐸二(出身大学不明)
第 8回 安藤欽也(出身大不明)、丹野吉雄(出身大不明)
第 9回 渡辺邦夫(日大理工)
第10回 金田勝徳(日大理工)、梅沢良三(日大理工)
第11回 池田 昌弘(名古屋大)、陶器浩一(出身大不明)
第12回 金田充弘(カリフォルニアバークレー)
第13回 セシル・バルモンド(インペリアル・カレッジ・ロンドン)
第14回 磐田正晴(出身大不明)
第15回 多田脩二(日大理工)、増田一眞(東工大)、金箱温春(東工大)

*坪井善勝
https://ja.wikipedia.org/wiki/坪井善勝