東京、京都と早稲田 慶應の4大学に照準

いよいよ始まった学生の就職活動。今年の就活では、ある傾向が強まっていると専門家は話す。
「人気企業は昨年以上にターゲット採用の傾向を強める、とはっきり言い切れます」
就職事情に詳しいHRプロの寺澤康介社長は言う。
ターゲット採用とは、企業が特定の大学に狙いを定めて重点的に採用活動をすること。
旧帝国大学の北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州や、
早稲田、慶應義塾といった私大を「ターゲット大学」にして、採用を働きかける。
就活期間が短くなれば、採用担当者も膨大な学生のなかから選ぶ時間を割くことが難しくなる。
その点、ターゲット採用ならば最低限、優秀な学生を確保できるという「安全策」だ。
そこでアエラは、主要な60大学の学生がどれぐらい人気企業に就職しているかを把握すべく、
教育関連情報を提供する「大学通信」の協力を得て、学生に人気が高い100社への就職者数を調べた。

ターゲットになったのは、やはり早稲田と慶應だ。特に1大学で100人超の採用をするメガバンクや、
損保・生保、電機メーカーでは、他の大学を圧倒している。
学生に特に人気の伊藤忠商事や三菱商事などの商社や、電通や博報堂といった広告会社は、
東京、京都と早慶の4大学に照準を合わせているのが一目瞭然だ。
http://dot.asahi.com/aera/2012121100003.html

東大、京大、早慶……国内トップ大の学生が入りたい会社は?
《[ITmedia]》
東京大学、京都大学、早稲田大学、慶應義塾大学など、国内屈指の難関校に通う2019年卒の学生が志望する企業は? 上位校向けの新卒採用支援サービス「レクミー」を運営するリーディングマークの調査によると、1位は三菱商事(22.1%)だった。
2位は三井物産(21.1%)、3位は伊藤忠商事(16.7%)。4位は住友商事(14.5%)、5位は丸紅(14.3%)−−と続き、5大商社が上位を独占する結果となった。
6位以下は東京海上日動火災保険(11.5%)、サントリー(9.5%)、三井不動産(7.2%)、三菱UFJ銀行(7.1%)、三菱地所(6.8%)という結果だった。
商社、メーカー、ITは人気 金融・保険は志望度ダウン
前回(17年)の調査結果と比較すると、双日(19位→15位)や豊田通商(27位→22位)などが順位を上げており、リーディングマークは「根強い商社人気が今年も続いている」とみている。
広告企業では、17年は26位だった電通は17位にランクアップ。博報堂は17位から16位に順位を上げ、人気度で電通を上回った。昨年は100位以下だったアサツーディ・ケイ(ADK)は80位に入った。
大学別の志望企業の特徴は……?
大学別では、上位5社の顔ぶれは全体とほぼ変わらない結果だったが、東京大学では経済産業省(18位)の志望度が高かった。慶應義塾大学では三井不動産(7位)や
三菱地所(8位)といった不動産会社が人気。早稲田大学では全日本空輸(ANA、8位)、日本航空(JAL、11位)、JR東海(13位)などの運輸事業者が上位に入っていた。
メーカーやIT企業も人気で、花王(33位→24位)、日清食品グループ(98位→64位)、楽天(86位→40位)、Google(70位→57位)などがランクアップしていた。
一方、みずほフィナンシャルグループ(14位→28位)、三菱UFJ信託銀行(25位→37位)、第一生命保険(55位→78位)など、銀行・生保企業がランクダウンする例が目立った。
https://www.iza.ne.jp/kiji/economy/news/180604/ecn18060414000008-n1.html