おそらく、国立大学との併願合格率を唯一の拠り所としているからでしょう。
センター5教科7科目+記述式の2次試験の片手間に私大受験をして合格されてしまう。
そのため、私大は推薦・AO・附属を増やして、一般入試の間口を絞りました。
しかし、それでも私大は追い詰められて、独自の対策をしないと合格しないような
特殊な問題にしました。しかし複数学部受験すれば国立合格者はほぼ私大に受かります。
私大が国立と同等を主張するならセンター5教科7科目+記述式の2次試験を98%の
受験生に課すべきですが、そうすると受験生は負担の少ない他の私大に逃げてしまう。
私立の経営は受験生かき集めて初めて成り立つので結局どこもそれをやらない。
というよりできない。経済学のゲーム理論の「囚人のジレンマ」のように
結局は3教科以下の少数科目入試に私大も逃げ込み、学力劣等の受験生も逃げ込みます。
そして言う言葉は「コスパ」と「ネームバリュー」になりますね。
入学のために支払う労力の犠牲と価値はニアリーイコールであるのに「コスパ」という言葉で
自己欺瞞します。箱根駅伝やラグビー、野球で大学名を宣伝し、アホな芸能人いっぱい
入学させて学費を納めて広告塔となってくれるジャニーズ・AKB・広末・紗栄子・トリンドル玲奈・
二階堂ふみに「ネームバリュー」という言葉を使い、また自己欺瞞します。
入学するのは結局この手の文句の裏に潜む不都合な真実に気付かないアホな受験生ということになります。