私大側は主観的な意見や印象論ばかりで、論拠となる数値やデータは一切出てこないですね。
私はデータを出しましょう。

     国立大学の数   私立大学の数
1949年   68校        92校
1975年   81校        305校
2002年   99校        512校
2013年   86校        606校

上記のように国立大学の数はほとんど増えていません。
理由は国立大学は、「親の収入や財産ではなく、学生の学力を中心的な価値とし、
優秀な学生には、低い学費負担で、家から通える距離に、必要な高等教育機関を置いて
高等教育の機会均等を保障する」という理念をもとに「長期的な視野の文教政策」により
設置してきたからです。だから粗製乱造はできません。
すべての国立大学が必要なのです。日本国民にとってね。

ところが私大は雨後の筍のようにどんどん次から次へと粗製乱造されて
まさに安かろう悪かろうの、とてもアカデミズムや高等教育・研究とはかけ離れた
レジャーランド、動物園の乱立状態ですよ。
しかも少子化、18才人口の減少で、私大の4割は定員割れ。
Fラン私大は中国人留学生が不法就労目的で在籍するだけ、それも集まらず
潰れる私大も出ている。
要するに日本国民は私大を必要としていないのだ。日本人はブランドが大好き。
大学のブランドは圧倒的に国立大学。ノーベル賞24人全員が国立大学卒。
私大は法律的要件満たしていれば、文部官僚も設置を認可せざるを得ない。
しかし、その後は自己責任。私大は自助努力・経営努力をして、入学試験で5教科7科目課して
優秀な学生集めて評判を確立すればよい。
ダメなら潰れてください。それが文部官僚の本音。
国立大学は高等教育の機会均等のために必要。私大は市場原理で淘汰される私大は淘汰され、
生き残る大学は生き残ればいい。