数理経済学特論II [確率論]
http://www.econ.mita.keio.ac.jp/info/lecture/1999/mita/gakubu/gakubu0052.htm
前期は離散確率空間をもとにして以下の内容で 講義する。
1.random walkを例にとり,確率空間,確率 変数の確率分布について解説する。
2.離散分布の期待値,分散及びモーメント母 関数の性質について述べる。
3.有限確率空間をもとにしたinformation structureと離散時間株式市場モデル。条件 付期待値とマルチンゲールについて。
4.平衡価格測度と裁定戦略。
5.離散確率解析を用いたオプション価格式の 導出とBlack-Sholesの公式について。
後期は連続系を取り扱う。
1.リーマン積分からルベーグ積分へ。
2.測度空間とルベーグ積分の定義について。
3.ルベーグの収束定理について。
4.測度論的確率論の概要
5.random walkからBrown運動へ
6.Brown運動の性質
7.確率積分とItoの公式について
8.ファイナンスへの応用について(数理ファ イナンスへの序論)