40代:
社会人の同級生はぼちぼち管理職となり月収も増え、ボーナスの額に一喜一憂するが自分の給料は20代の頃と変わらない。
それどころか、体力は衰える一方なのに、仕事は相変わらず底辺。
普通の庶民の生活に憧れるが完全に手遅れ。結婚も家庭も諦める。絶望が全身を支配する。
年下の元請社員や管理職の顔色を伺いながら、いつ首が飛んでもおかしくない境遇に日々ストレスを感じながら生活。
何度かチャレンジした転職もうまくいかず、機会はほぼ失われる。
一時的な貯金はあるものの、無計画に買った軽自動車のローンがある上に自宅は賃貸。実質的な資産はマイナスの境遇。

50代: 
若い社員の方が使えるので首になる。
新しい職を探すも物覚えが悪くいざって時に首を切りづらい高齢は嫌がられ嘱託すらも見つからない。
当然、貯蓄があるわけでもなく、親戚からも疎まれる社会のお荷物と化す。
愚痴を言いながらもどうにか続けてきた職場からとうとうクビを通告され、路頭に迷う。
転職はほとんど門前払いの状態で、仕方なく警備や清掃などの肉体労働を始める。
服は毎日同じ。貯金はあっという間に底を突き、移り住んだボロアパートでスーパーの売れ残りの惣菜やカップラーメンをすする毎日。